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2013/02/26

あいさつ


実行委員長(発起人)

韓国にいる私達は、今特別なカイロス(時)を生かされていると思います。10年前(2001年)、東京の大久保駅で、線路におちた日本人を助けようと韓国の若者がその命を犠牲にした事件がありました。これが日本に韓流が流れ初めた源泉ではなかったかと思います。そして文化や芸能を通して両国の隔ての壁がくずれ始め、長い間「近くて遠かった」二つの国が、ようやく隣国と呼べるようになってきました。キリスト教界でも、ラブソナタやCGNTVなどのメディアや出版を通して、クリスチャン韓流も生まれ、日本の教会に新しい息吹を吹きかけてくれるようになりました。

そのような中で起こった2011311日の衝撃の東日本大震災。多くの尊い命が奪われ、今も痛みと悲しみと孤独、言葉では言い尽くせない苦悩の中におられる方が沢山います。しかし、この 苦しみの中で、日本は韓国を筆頭に世界から沢山の暖かい助けと励ましを受け取ることができました。日本が世界からの祈りをこれほどに集めたことは近年の歴史にはなかったことでしょう。それは、まっ暗闇の中に美しく輝く光のように、わたしたちの沈みがちな心を明るくし、暖かい感動を呼び起こしてくれました。

今、私達はこのようなに韓国に置かれています。震災から一年たったこの時に、もう一度、日本、東北のための祈りを熱くし、その地で戦っている兄弟姉妹に、私達の心を寄せることができたら、どんなに大きな励ましとなることでしょうか。韓国にあって、日本を思う者達が、 心を一つにして祈るとき、一致をよろこぶ神様が、必ず、日本も韓国も、両国の関係も、大きく祝福して くださると信じます。 このようなビジョンから生まれたのが、今回の「3.11 絆:Kizuna in Seoul」です。 

これに賛同して下さる方はどなたでも、どの国籍でも、どの信仰でも、集ってくださって、一緒に神の憐れみを賛美し、新たな恵みと祝福を祈る時を持って下さったらと願います。この絆の中に皆様を、実行委員一同心からご招待申しあげます。 

トーチトリニティ神学大学院
異文化学教授・校牧室長
ハレルヤ教会日本語礼拝牧師
高見澤栄子 Ph.D.

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